金歯と銀歯の違いは?中身の金属と売る時の値段の差を比べる

小皿に分けた金色と銀色の小さな金属片、「金歯と銀歯の違いは?」の文字

当サイトの記事は、厚生労働省・国税庁・警察庁など公的機関の情報、日本産業規格(JIS)、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

金歯を持っている人

金歯と銀歯、色が違うのは分かるんですが、中身もそんなに違うんですか?売る時の値段も変わるのかなと思って。

案内役

中身の金属がまったく違うんです。金歯は金が主役の合金、銀歯は金を少し含む合金や銀の合金なので、売る時の値段もかなり差が出ますよ。

手元に金歯と銀歯の両方があると、どちらがどれくらいの値段になるのか気になりますよね。

結論から言うと、金歯と銀歯の違いは「中に入っている金の量」です。金歯は金合金、銀歯は主に金銀パラジウム合金(金パラ)や銀合金で、値段の決まり方も変わります。

この記事では、金歯と銀歯の中身の違いと、売る時の値段の差を表で比べていきます。

目次

金歯と銀歯の違いは中身の金属

先に結論

金歯は金を多く含む金合金、銀歯は金12%以上を含む金パラか、金を含まない銀合金です。色の違いは、中身の金属の違いから来ています。

『銀歯って、本物の銀なの?』と思っている方も多いはずです。

実は、銀歯と呼ばれる物の多くは純粋な銀ではありません。金・パラジウム・銀などを混ぜた合金なんです。

比べるところ金歯銀歯(金パラ)銀歯(銀合金)
主な中身金合金金12%以上・パラジウム20%以上・銀40〜50%銀60%以上
金の割合K14〜K20が多い12%以上含まない
色金色銀色銀色
規格・保険材料の名前14カラット金合金 など金銀パラジウム合金(金12%以上)銀合金 第1種・第2種
値段を決めるもの金の量金・パラジウム・銀の量銀の量

金歯の純度は、おたからやが「歯科で金歯と言うと、K14~K20の合金が使われています」と説明しています。

金パラの成分は、歯科合金メーカーのYAMAKINが「金12%、パラジウム20%、銀40~50%に集約されています」としています。

銀合金は、日本産業規格(JIS T 6108)で「金を含まない鋳造用銀合金」と定められています。

金歯と銀歯の中身の金属と、値段を決める要素の違いを比べた図解

銀歯は本物の銀なの?

金歯を持っている人

じゃあ銀歯には、金も入っていることがあるんですね。

案内役

そうなんです。いわゆる銀歯の多くは金パラで、金が12%以上入っています。だから銀色でも売れるんですよ。

銀歯というと、銀だけでできているイメージがありますよね。

ただ、金パラは名前のとおり金・銀・パラジウムを含む合金です。いちばん多いのは銀ですが、値段に効いてくるのは金とパラジウムのほうなんです。

一方で、金を含まない銀合金の銀歯もあります。こちらは銀の量で値段が決まるので、金パラに比べると値段はつきにくくなります。

補足

見た目が同じ銀色でも、金パラか銀合金かは分析しないと分かりません。銀歯の「銀」の正体は銀歯の『銀』は本物の銀?中に入っている金属と売れる理由で詳しく紹介しています。

売る時の値段はどれくらい違う?

ここが大事なところです

素材としての目安で比べると、金歯(K18)は金パラの4倍ほどの差があります。どちらも、実際の買取価格は付着物の差し引きや店の単価で下がります。

素材の目安は、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)で計算しています。金は22,773円/g、銀は304.15円/gです。

金パラのパラジウムは、おたからや公式の参考相場5,780円/g(2026年10月20日14時更新)を使いました。いずれも記事執筆日時点の地金の価格で、歯科金属の買取価格そのものではありません。

種類1gあたりの素材の目安計算のしかた
金歯 K2018,978円金22,773円×約83.3%
金歯 K1817,080円金22,773円×75%
金歯 K1413,322円金22,773円×58.5%
銀歯(金パラ)約4,029円金12%+パラジウム20%+銀46%で単純計算

例えば、K18の金歯3gなら、金の量だけで見た目安は51,239円です。

実際の提示額は、純度の判定や、歯・セメントなどの差し引き、店ごとの単価でここから下がります。この金額で売れると決まっているわけではないので、目安として見てください。

金歯の値段の計算は金歯の価値|なぜ売れるのか、中に入っている金の量で決まるで詳しく紹介しています。

歯科金属の業者が公表している価格の例

先に結論

歯科金属の専門業者の公表価格を見ると、同じ業者の中でも、金歯と撤去冠(外した銀歯など)では1gあたりの価格に大きな差があります。

業者ごとに価格の基準が違うので、業者どうしを並べて「どこが高い」と比べることはできません。ここでは、同じ業者の中で金歯と銀歯の差を見てみます。

業者金歯・金冠撤去冠・除去冠(金パラなど)価格の基準
金パラ買取クローバー8,000~12,000円/g2,500~3,000円/g2026年10月20日更新の参考買取金額(税込)
フジデンタル9,422~9,682円/g1,473~1,593円/g直近7日間の平均買取価格

どちらの業者でも、金歯は銀歯の数倍の価格になっています。

『銀歯もたくさんあるから、金歯と同じくらいになるかも』と期待しすぎないほうが、店での提示額に納得しやすいですよ。

なお、外した銀歯にはセメントなどが付いていることが多く、クローバーは「不純物が付着した重さと、精錬分析後の重さとが大きく異なる場合がございます」と注意書きをしています。

よくある失敗

厚生労働省が公表している金銀パラジウム合金の価格(令和8年9月の随時改定で1gあたり5,232円)を、そのまま売値と考えてしまうこと。これは歯科医院が保険診療で使う材料の価格で、外した金属を売る時の値段ではありません。

銀歯の売値の目安は銀歯の売値の相場|1本いくらで売れる?重さ別に計算で紹介しています。

金歯と銀歯の違いのよくある相談

ここでは、Yahoo!知恵袋に寄せられている相談の中から、金歯と銀歯の違いに関するものを2つ取り上げます。

色以外に違いはあるのか、本物の金と銀なのか

金歯と銀歯は色以外に何が違うのか、本物の金と銀なのか、という相談です。

上で紹介したとおり、金歯は金合金、銀歯は金パラか銀合金です。どちらも純金・純銀ではなく、ほかの金属を混ぜた合金なんです。

売る時に大事なのは、金がどれくらい入っているかです。金歯は金の割合が高く、金パラは金12%以上、銀合金は金を含みません。

歯科で使う金歯の純度はどのくらいか

医療用の金歯の純度はどれくらいなのか、という相談です。

おたからやは「歯科用の金は一般的にK20(約83%)、K18(約75%)、またはそれ以下の金合金が多く使われています」と説明しています。

純度ごとの金の割合と計算は金歯の純度は何金?K14・K18・K20など歯科用金合金の種類で詳しく紹介しています。

相談から分かること
  • 金歯も銀歯も合金で、純金・純銀ではない
  • 違いは金の割合で、値段の差もそこから生まれる
  • 歯科の金歯はK20・K18やそれ以下が多い

金歯と銀歯を一緒に売るには

先に結論

金歯と銀歯が両方あるなら、分けて小袋に入れ、両方を扱う店にまとめて持ち込むのがスムーズです。

おたからやは「金歯とあわせて銀歯やパラジウム合金をお持ちいただいても問題ありません」としています。「素材ごとに丁寧に仕分けしたうえで査定」し、それぞれの相場で値段を出すと公式に書いています。

一緒に売るまでの手順
  1. 金色の物と銀色の物を分けて小袋に入れる
  2. それぞれの本数と重さをメモする
  3. 金歯と銀歯の両方を扱う店を選ぶ
  4. 本人確認書類を用意する
  5. 素材ごとの判定と金額の内訳を聞く

例えば、店頭ではこう伝えてみてください。

「金歯と銀歯を分けてきたので、それぞれの金額を教えてもらえますか」

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金歯・銀歯の査定額を確かめる

外した金歯や銀歯、入れ歯の金属は、1点からでも金・貴金属として査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

おたからやは査定料が無料で、店頭のほか出張査定も選べます。銀歯を売る時のポイントは銀歯は売れる?売れる銀歯の正体と値段がつく理由、全体の流れは金歯の買取ガイドもどうぞ。

金歯と銀歯を仕分けてまとめて査定に出す手順を示した図解

よくある質問

金歯と銀歯は色以外に何が違いますか?

中身の金属が違います。金歯は金合金、銀歯は金12%以上を含む金パラか、金を含まない銀合金です。

銀歯も売れますか?

金パラなら金とパラジウムを含むので値段がつきます。銀合金は銀の量で決まるため、値段はつきにくくなります。

金歯と銀歯はどのくらい値段が違いますか?

素材の目安ではK18の金歯が1gあたり17,080円、金パラが約4,029円です(2026年10月20日の価格で計算)。実際の買取価格はここから下がります。

金歯と銀歯を一緒に持ち込んでもいいですか?

両方を扱う店なら大丈夫です。分けて小袋に入れておくと、素材ごとの金額が分かりやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 金歯と銀歯の違いは、中に入っている金の量
  • 金歯はK14〜K20が多い金合金、銀歯は金パラか銀合金
  • 素材の目安ではK18の金歯は金パラの4倍ほど
  • 業者の公表価格でも、金歯は撤去冠の数倍
  • 両方あるなら分けて、両方を扱う店にまとめて持ち込む
金歯買取.jp

金歯買取.jp 編集部

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