当サイトの記事は、厚生労働省・国税庁・警察庁など公的機関の情報、日本産業規格(JIS)、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
歯科医院で外してもらった金歯を持ち帰ったものの、こんなに小さな物に価値があるのか気になりますよね。
結論から言うと、金歯の価値は「中に入っている金の量」で決まります。形や古さではなく、純度と重さで見るものなんです。
この記事では、金歯に価値がある理由と、今日の金価格を使った目安の出し方をお伝えします。
外してもらった金歯を持ち帰りました。こんな小さな物でも、何か価値はあるんでしょうか?
金を含む合金なので、小さくても金の量に応じた価値があります。まずは重さを量っておくと、目安を計算できますよ。
金歯に価値があるのはなぜ?
金歯は、金に銀や銅などを混ぜた「歯科用の金合金」です。溶かせば金を取り出せるので、形が変わっても素材としての価値は残ります。
『歯の形をした物なんて、誰が買うの?』と思う方も多いはずです。
実は、買取店が見ているのは歯の形ではありません。中に含まれる金そのものです。
おたからやの公式サイトでも「金の含有量を専用機器で正確に測定し、当日の金相場に基づいて公正に査定いたします。」と説明しています。
なんぼやの金歯ページにも「価値は主に金の純度と重量によって決まります。」とあります。どの店も、金の量を基準にしているんですね。
古い・欠けた金歯でも価値は変わらない?
おたからやは「たとえ割れてしまったり、変色してしまったりした金歯でも、金の含有量に変わりはありません」と書いています。
色がくすんでいても、形が崩れていても、中の金の量は同じです。見た目で価値が下がるわけではありません。
詳しい扱いは金歯の買取ガイドにまとめています。
金歯の価値を決めるのは「純度」と「重さ」
同じ金歯でも、物によって価値が違うんですか?
違います。金の割合(純度)と重さで、入っている金の量が変わるからです。表で見てみましょう。
金歯は純金ではなく、金の割合が決まった合金です。おたからやは「歯科用の金は一般的にK20(約83%)、K18(約75%)、またはそれ以下の金合金が多く使われています。」と説明しています。
| 純度 | 金の割合 | 金歯1gに入っている金 | 3gの金歯に入っている金 |
|---|---|---|---|
| K20 | 約83.3% | 約0.83g | 約2.5g |
| K18 | 75% | 0.75g | 2.25g |
| K14 | 58.5% | 0.585g | 約1.76g |
| K12 | 50% | 0.5g | 1.5g |
同じ3gでも、K20とK12では入っている金の量に1g近い差があります。
だから金歯の価値は「何本あるか」より「何gで何金か」で考えるのがコツです。純度の種類は金歯の純度は何金?で詳しく書いています。

今日の金価格で金歯の価値を計算してみる
「金の買取価格 × 金の割合 × 重さ」で、金の量だけで見た目安が出ます。実際の提示額は、ここから店の計算で下がります。
田中貴金属工業が2026年10月20日17:00に公表した金の店頭買取価格は、1gあたり22,773円(税込)でした。
これは金地金(インゴット)の価格で、金歯の買取価格そのものではありません。記事執筆日時点の参考値として、物差しに使ってみてください。
- キッチンスケールなどで金歯の重さを量る
- 純度が分かればその割合を、分からなければK18(75%)で仮に置く
- 22,773円 × 金の割合 × 重さ で計算する
- 出た数字を「素材としての上限の目安」として控えておく
例えば、K18の金歯が3gなら、22,773円×0.75×3gで51,239円(約5.1万円)です。
同じ3gでもK14なら39,967円、K20なら56,932円になります。純度で1万円以上の差が出るんですね。

計算どおりの金額にならないのはなぜ?
金歯には、歯の一部やセメント、樹脂が付いていることがあります。店はそれを除いた金の分で計算します。
さらに、店ごとの掛け率や手数料も入ります。計算結果は「この金額で売れる」ではなく「この金額を大きく超えることは少ない」という目安として持っておきましょう。
歯科医院で払った金額と、売る時の価値は別のもの
昔けっこうな金額を払って入れた金歯なんです。そのぶん高く売れますよね?
気持ちは分かります。ただ、売る時は払った金額ではなく、入っている金の量だけで値段が決まるんです。
『高かったんだから、高く売れるはず』と思うのは自然なことです。
ただ、歯科医院で払った金額には、材料のほかに型取りや作る手間なども入っています。売る時に残るのは、金属そのものの価値だけです。
- 入っている金の量(純度×重さ)
- その日の金の相場
- 銀やパラジウムなど、ほかの貴金属の量
- 歯科医院で払った金額
- 作るための手間や型取り
- 何年使ったか、どの歯だったか
参考までに、厚生労働省の資料(中医協 令和8年7月22日)では、保険で使う「14カラット金合金インレー用」の材料価格が1gあたり15,871円とされています。
これは歯科医院が使う材料の公定価格で、外した金属を売る時の値段ではありません。数字が近く見えても、別の物差しだと覚えておいてください。
金歯と銀歯で中身がどう違うかは金歯と銀歯の違いで比べています。
金歯の価値についてよくある相談
知恵袋などでよく見かける相談を、いくつか取り上げてみます。
「抜歯した時に返してもらった金歯、どのくらいの価値があるの?」
歯科医院で被せてあった金歯を外してもらい、持ち帰ったという相談です。
価値は重さと純度しだいです。まずは0.1g単位で量れるはかりで重さを量り、上の計算式に当てはめてみてください。
例えば2gのK18なら、金の量だけで見た目安は34,160円です。1本でも数万円の目安になることがあるので、捨てる前に一度量っておきましょう。
「銀歯にも換金できる価値はある?」
取れた銀歯を持っていて、お金になるのか知りたいという相談もあります。
銀歯の多くは「金銀パラジウム合金(金パラ)」で、金が12%ほど入った合金です。金歯ほどではありませんが、金属として値段がつくことがあります。
詳しくは銀歯は売れる?で書いています。
「金歯や銀歯を溶かした塊をもらった。価値を調べたい」
親類から歯科金属の塊を譲り受けたという相談です。
塊になっていても、金の量で価値が決まるのは同じです。ただ、何が混ざっているか見た目では分からないので、成分を測ってくれる店で見てもらうのが近道です。
どの相談も「重さを量る」「純度を確かめる」の2つで答えに近づけます。迷ったら、まずはこの2つから始めてみてください。
金歯の価値をきちんと見てもらうために準備すること
『店に持って行っても、本当の価値を見てもらえるのかな』と不安な方もいますよね。
準備をしておくと、提示額が妥当かどうか自分で判断しやすくなります。
- 金歯の重さを量って、メモしておく
- 保証書や明細に純度の記載があれば一緒に持って行く
- 歯や銀色の部分が付いていても、無理に外さない
- 銀歯や入れ歯の金属があれば、袋を分けてまとめておく
- 本人確認書類(運転免許証など)を用意する
おたからやは、金歯に歯や銀色の部分が残っていても「そのままで大丈夫です。無理に削ったり磨いたりせず、そのままお持ちください。」と案内しています。
自分で削ると金も一緒に削れてしまうことがあります。そのままの状態で見てもらうのが一番です。
実際の価値を知りたくなったら、査定料のかからない店で一度見てもらうのがおすすめです。店頭のほか、出張で家まで来てもらえる店もあります。
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金歯・銀歯の査定額を確かめる
外した金歯や銀歯、入れ歯の金属は、1点からでも金・貴金属として査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
値段の目安をもっと細かく知りたい方は金歯の値段はいくら?もあわせてどうぞ。
よくある質問
金歯の価値は年数がたつと下がりますか?
中の金の量は変わらないので、古さで価値が下がることはありません。ただし金の相場は日々動くので、売る日の価格で金額は変わります。
金歯1本だけでも価値はありますか?
あります。おたからやは「金歯は1本からでも査定が可能です。」と案内しています。重さと純度しだいで、1本でも数万円の目安になることがあります。
金歯の価値を自分で正確に知る方法はありますか?
重さは家で量れますが、純度は見た目では分かりません。正確な価値は、専用の機器で成分を測ってくれる店で確かめるのが確実です。
金歯の価値は店によって違いますか?
金の量は同じでも、店ごとの掛け率や手数料で提示額は変わります。気になる時は、同じ金歯を2〜3店で見てもらうと比べやすいです。
まとめ
- 金歯は歯科用の金合金で、溶かせば金を取り出せるので価値がある
- 価値は「純度×重さ」で決まり、形や古さ、変色では下がらない
- 目安は「22,773円(2026年10月20日 田中貴金属公表)×金の割合×重さ」
- 歯科医院で払った金額と、売る時の価値は別のもの
- 正確な価値は、成分を測ってくれる店で確かめる







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