歯科金属の買取|金歯・銀歯・入れ歯の金属を個人でまとめて売る方法

トレーに種類ごとに並べた小さな金色・銀色の金属片とはかり、「歯科金属の買取」の文字

当サイトの記事は、厚生労働省・国税庁・警察庁など公的機関の情報、日本産業規格(JIS)、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

金歯を持っている人

家族それぞれが歯医者で外してもらった金歯や銀歯、古い入れ歯の金具が、箱にまとめてあるんです。こういう歯科金属って、まとめて買取に出せるんでしょうか?

案内役

まとめて査定してもらえる所はありますよ。ただ、金歯・銀歯・入れ歯の金属は中身が違うので、種類ごとに分けておくと金額の説明が分かりやすくなります。

家族の分が少しずつたまって、どうしたらいいか迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、歯科金属は金・パラジウム・銀・プラチナが入っていれば値段がつきます。個人でも、買取店に持ち込むか、歯科金属の業者に送るかで売ることができます。

この記事を読むと、手元の歯科金属のどれに値段がつくのか、どこでどうまとめて売ればいいのかが分かります。

目次

歯科金属の種類と、買取で値段がつくかの早見表

先に結論

値段がつくのは、金・パラジウム・銀・プラチナを含む歯科合金です。金歯(金合金)、銀歯の多く(金パラ)、白っぽい金合金は値段がつきますが、コバルトクロムやチタンは買い取らないと書いている業者があります。

『銀色の物は全部安いのでは?』と思いがちですよね。

実は、見た目の色と値段は、あまり関係がないんです。中にどの金属が入っているかで決まります。

歯科金属の種類よく使われる所中身(公的な資料などの記載)値段がつくか
金合金(金歯)詰め物・被せ物・ブリッジ歯科用の金は「K20(約83%)、K18(約75%)、またはそれ以下の金合金が多く使われています」(おたからや)つく
金銀パラジウム合金(金パラ)いわゆる銀歯金12%以上・パラジウム20%以上(JIS T 6106)つく
白っぽい金合金(白金加金など)被せ物など金やプラチナを含む金・プラチナの分がつく
歯科鋳造用銀合金銀色の詰め物など金を含まない銀合金(JIS T 6108)銀の分だけなので小さい
入れ歯の金具(クラスプ)部分入れ歯の留め具金合金・金パラなどを使う物がある素材による
コバルトクロム・チタン入れ歯の金属床など金・銀・プラチナ・パラジウムを含まない買い取らないと書いている業者がある

コバルトクロムやチタンについては、歯科金属の業者のシカキンが「買取できないコバルトクロムやチタン、ニッケルなど」と書いています。表面の分析で分かれば、着払いで返すか廃棄するかを聞くそうです。

白っぽい金歯の見分け方は白っぽい金歯・プラチナの歯は売れる?白金加金と金パラの見分け、チタンやコバルトクロムの扱いは入れ歯のチタン・コバルトクロムは売れる?値段がつく金属との違いで詳しく紹介しています。

歯科金属の種類ごとに値段がつくかを示した早見表の図解

歯科金属の買取相場はどれくらい?

ここが大事なところです

相場の目安は、金合金なら「金の価格×純度×重さ」、金パラなら1gあたり約4,029円が素材としての上限の目安です。実際の金額は、付いている物の差し引きと店や業者の単価で下がります。

『結局、うちの分でいくらくらいになるの?』が一番知りたいところですよね。

まずは、金の量だけで見た目安を見てみます。田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)で計算しています。

純度1gあたりの金の価値1g3g5g
K20(約83.3%)18,978円18,978円56,932円94,888円
K18(75%)17,080円17,080円51,239円85,399円
K14(58.5%)13,322円13,322円39,967円66,611円

これは記事執筆日時点の参考値で、金地金の価格から出したものです。金歯の買取価格そのものではありません。

金パラは、金12%・パラジウム20%・銀46%で単純計算すると、1gあたり約4,029円が素材の目安です。

家族の分で計算してみると

例えば、家族の分を合わせて次のような内訳だったとします。重さは計算のための例で、実際の金歯や銀歯の重さは1本ずつ違います。

手元にある物(例)計算のしかた素材としての目安
K18の金歯 3g22,773円×75%×3g51,239円
K14の金歯 2g22,773円×58.5%×2g26,644円
銀歯(金パラ)の金属 5g約4,029円×5g約20,143円
合計約98,026円
金歯を持っている人

10万円近くになるなら、思ったより大きい金額です。

案内役

これは金属の量だけで見た上限の目安なんです。実際は純度の判定や、歯・セメントの差し引き、店や業者の単価でここから下がるので、内訳を聞いて確かめていきましょう。

純度が分からない金歯は、店で測ってもらうまで計算できません。刻印が無いことも多いので、まずは種類ごとの重さを量っておくと、提示額を見る時の物差しになります。

業者が公表している価格の例

歯科金属の業者の中には、種類ごとの1gあたりの価格を公表している所があります。基準がそれぞれ違うので、並べて「どこが高い」とは言えません。

業者金冠・金歯撤去冠(金パラ)メタルボンド冠価格の基準
金パラ買取クローバー8,000~12,000円/g2,500~3,000円/g4,000~6,000円/g2026年10月20日更新の参考買取金額(税込)
フジデンタル9,422~9,682円/g1,473~1,593円/g5,532~5,792円/g直近7日間の平均買取価格
シカキン15,794円/gお問い合わせ記載なし2026年10月20日更新の参考買取価格

シカキンは「最終的な買取価格は「買取単価」と「精製回収率」で決まります」と書いています。サイトの単価が高くても、思っていたような結果にならないことがよくある、とも説明しています。

つまり、手元の重さに単価を掛けた金額が、そのまま入金されるわけではないんです。

個人が歯科金属を売れる場所は?買取店と業者の違い

先に結論

個人が歯科金属を売る先は、店頭で測って買う貴金属の買取店と、溶かして分析して買う歯科金属の業者の2つが中心です。どちらがおすすめかは、量と「返してほしい可能性があるか」で変わります。

金歯を持っている人

専門の業者と近くの買取店、どちらに頼めばいいのか迷っています。

案内役

量が多くて時間がかかってもいいなら業者、その場で金額を聞いて決めたいなら買取店が向いています。溶かす業者は戻らない場合があるので、そこも見ておきましょう。

比べる点貴金属の買取店歯科金属の業者
個人の利用の例おたからやは「金歯・金冠・金の詰め物など、歯科用に使用されていた金属も買取対象」フジデンタル・シカキンは個人の利用を公式に書いている
受付方法店頭・出張が中心無料の宅配キットが中心
金額の決め方重さと成分を測って当日の相場で計算溶かして分析し、取り出した金属の量で計算
手数料査定料無料と書いている店が多い精製手数料・分析手数料がかかる所が多い
少量の時1本から査定と書いている店もある1万円未満は送料負担などの条件がある所も
納得できない時売らずに持ち帰れる溶かした後は元の形で戻らない場合がある

おたからやは、銀歯やパラジウム合金を金歯とあわせて持ち込んでも「問題ありません」と書いています。素材ごとに仕分けして、それぞれの相場で査定するそうです。

業者のシカキンは、精製分析をするので「キャンセル・返送等が対応不可」と書いています。金パラ買取クローバーやフジデンタルは、不成立なら返却できますが、形が変わることがあるとしています。

業者ごとの公式情報は金パラの買取業者|歯科向け業者と個人が使える売り先の違いで詳しく並べています。買取店・質屋・フリマも含めた違いは金歯はどこで売る?買取店・質屋・歯科金属業者・フリマの違いでも比べています。

量で考えると選びやすい

どこがおすすめかは、手元の量によって変わります。目安はこんな感じです。

  • 金歯や銀歯が数本だけ:近くの買取店で、その場で金額を聞く
  • 家族の分を合わせてまとまった量:店頭でまとめて査定してもらうか、条件を読んだうえで業者に送る
  • 歯科医院や技工所で出た大量の金属:歯科スクラップを扱う業者に相談する

迷ったら、まず店頭で金額を聞いてから業者の条件と比べても遅くありません。

口コミを読む時に見たいところ

売り先を探していると、口コミも気になりますよね。

口コミを読む時は、金額の高い低いだけでなく、何を何g売ったのか、手数料や返却の条件がどうだったのかが書かれているかを見ておきましょう。条件が違えば、同じ店でも金額は変わるからです。

選び方と口コミの読み方は金歯の買取店の選び方|おすすめの条件と口コミの読み方で詳しく紹介しています。

家族の分をまとめて売る時の分け方

先に結論

家族の分をまとめる時は、種類ごとに袋を分けて、誰の物かのメモを添えておきましょう。親族以外から頼まれた分を売る時は、委任状が必要な店があります。

『全部まとめて袋に入れて持っていけばいいのでは?』と思いますよね。

まとめて持ち込んでも査定はしてもらえますが、種類ごとに分けておくと、何にいくらついたのかが分かりやすくなります。

売る人は、家族の中で誰か1人に決めておくとスムーズです。その人の本人確認書類で手続きをします。

家族の歯科金属をまとめて売るまで
  1. 金色の物、銀色の物、入れ歯の金具に分ける
  2. 種類ごとに小さな袋に入れ、誰の物か、だいたいの本数をメモする
  3. 歯や樹脂が付いていても、自分で外したり削ったりしない
  4. 売る人の本人確認書類を用意する(親族以外の分なら委任状も)
  5. 近くの買取店に、歯科金属をまとめて見てもらえるか電話で聞く
  6. 種類ごとの重さと金額の内訳を聞いて、納得したら売る

おたからやは、金歯に歯や銀色の部分が残っていても「そのままで大丈夫です。無理に削ったり磨いたりせず、そのままお持ちください」と書いています。

本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなど「現住所記載の本人確認書類」のどれか1つです。「親族以外の方からの依頼の場合は、委任状」と依頼を受けた方の本人確認書類が必要としています。

例えば、こんなふうに電話で聞いてみると話が早いですよ。

「家族の金歯と銀歯、入れ歯の金具がまとめてあるんですが、一緒に見てもらえますか」

量がまとまっていると、査定の手間も一度で済みます。おたからやは「複数本をまとめてお持ちいただく場合は、査定効率が上がることで総合的に高価買取につながるケースもあります」と書いています。

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金歯・銀歯の査定額を確かめる

外した金歯や銀歯、入れ歯の金属は、1点からでも金・貴金属として査定を受けられます。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

おたからやは査定料が無料で、店頭のほか出張査定も選べます。入れ歯の金属の扱いは入れ歯の金属は売れる?金具・金属床・金の入れ歯の買取でも紹介しています。

家族の歯科金属を種類ごとに分けてまとめて売るまでの流れの図解

歯科金属を売却する時に気をつけたいこと

先に結論

歯科金属の売却で確かめておきたいのは、本人確認、溶かす業者の返却の条件、まとまった金額になった時の税金の3つです。

『売ったあとに、知らなかったと困ることはない?』と心配な方もいますよね。

本人確認書類は少額でも持っていく

古物営業法では、1万円未満の取引は本人確認が原則免除されています。ただ、店や業者の方針で毎回確認する所が多いので、少額でも用意しておくと安心です。

業者に送る時は、本人確認書類のコピーを同封します。今回確認した宅配の業者は、どこもコピーを求めていました。

溶かす業者は返ってこないことがある

よくある失敗

家族の思い出の金歯を、金額を聞くだけのつもりで溶かす業者に送ってしまい、戻らなかったということも。手放すか迷っている物は、先に店頭で金額を聞いてから決めましょう。

金額が大きくなった時の税金

国税庁は、生活に通常必要な動産の売却による所得は課税されないとしつつ、貴金属などで「1個または1組の価額が30万円を超えるもの」は除くと説明しています。

譲渡所得には年50万円の特別控除があります。ただ、金歯や歯科合金がこれらに当たるかを直接書いた国税庁の記述は見つかりませんでした。

金額が大きい時は、税務署や税理士に相談してみてください。考え方は金歯を売ると税金はかかる?譲渡所得の考え方と確定申告で詳しく紹介しています。

確かめたいこと公的・公式の記載
生活用動産の例外貴金属などで1個または1組の価額が30万円を超えるもの(国税庁)
譲渡所得の特別控除長期・短期の譲渡益の合計に対して50万円(国税庁)
金地金等の支払調書金・白金の地金、金貨・白金貨で200万円超の対価(所得税法)。歯科合金が当たるかの記述は見当たらない

国税庁の説明は譲渡所得の対象となる資産と課税方法で確認できます。

歯科金属の買取についてのよくある相談

ここでは、Yahoo!知恵袋に寄せられている相談の中から、歯科金属をまとめて売ることに関するものを3つ取り上げます。

家族それぞれが外した金属を、まとめて売っていい?

家族で同じ歯科医院に通っていて、それぞれが外した金属を返してもらった、まとめて売れるのかという相談です。

まとめて査定してもらえる店はあります。おたからやは、歯科医院などの金合金・パラジウム合金も「まとめて査定・買取が可能」と書いています。

ただ、親族以外から頼まれた分を売る時は、おたからやのように委任状が必要な店があります。種類ごと・人ごとに袋を分けておくと、内訳も分かりやすいですよ。

金歯・銀歯・入れ歯の金属を業者に出したら23万円くらい、これは妥当?

金歯や銀歯、入れ歯の金属を業者に出したら、総額で23万円くらいの査定になった、妥当なのかという相談です。

金額が妥当かどうかは、種類ごとの重さや純度が分からないと判断できません。分析結果の明細で、金・パラジウム・銀などがそれぞれ何g取り出せたかを確かめてみてください。

明細があれば、田中貴金属工業の公表価格などと照らして、自分でもおおよその計算ができます。業者で値段が決まる仕組みは歯科金属の精錬・分析とは|業者で値段が決まる仕組みで紹介しています。

歯科用の金パラや義歯の金属は、どうやって換金する?

未使用・使用済みの歯科用の金パラや、義歯の金属を換金したいという相談です。

使用済みの金パラや義歯の金属は、買取店や歯科金属の業者が受けています。フジデンタルは入れ歯・義歯の金属を「少量でもお買い取り」と書き、なんぼやは歯科用金属を「使用済み、未使用関係なく買取」と書いています。

歯科医院や技工所でまとまって出た金属は、歯科スクラップの買取|歯科医院の閉院・技工所で出た金属の売り方で紹介しています。

相談から分かること
  • 家族の分もまとめて査定してもらえる店がある
  • 金額が妥当かは、明細の種類ごとの重さで確かめる
  • 使用済みの金パラや義歯の金属も、受けている店や業者がある

歯科金属を売る前のチェックリスト

先に結論

売る前にここだけ確かめておけば、あとから困ることはほとんどありません。

『準備はこれで足りているかな』と思ったら、最後に見直してみてください。

歯科金属を売る前のチェック
  • 金色・銀色・入れ歯の金具に分けて袋に入れた
  • 誰の物か、だいたいの本数をメモした
  • 歯や樹脂は自分で外さず、そのままにした
  • 売り先が歯科金属を扱うか確かめた
  • 溶かす業者なら、返してもらえるかを確かめた
  • 本人確認書類(親族以外の分なら委任状も)を用意した

金歯や銀歯を売る全体の流れは金歯の買取ガイド、金パラについては金パラの買取|金銀パラジウム合金とは何か・売れる理由と売り先もどうぞ。

よくある質問

歯科金属の買取は個人でもできますか?

できます。おたからやなどの買取店は歯科用の金属を買取対象と書いていて、フジデンタル・シカキンなどの業者も個人の利用を公式に書いています。

金歯・銀歯・入れ歯の金属をまとめて持ち込んでもいいですか?

まとめて査定してもらえる店があります。種類ごとに袋を分けておくと、金額の内訳が分かりやすくなります。

入れ歯の金属は全部売れますか?

金や金パラなどを使った金具は値段がつきますが、コバルトクロムやチタンは買い取らないと書いている業者があります。

歯科金属の買取相場はいくらですか?

金合金は金の価格×純度×重さ、金パラは1gあたり約4,029円が素材の目安です(2026年10月20日の価格で計算)。実際は付いている物の差し引きと店の単価で下がります。

業者に送った歯科金属は返してもらえますか?

業者によります。溶かして分析するので返却できないと書いている業者もあれば、形が変わって戻る業者もあります。

まとめ

この記事の要点
  • 金・パラジウム・銀・プラチナを含む歯科金属は値段がつく
  • コバルトクロムやチタンは買い取らないと書いている業者がある
  • 個人の売り先は、店頭の買取店と宅配の業者の2つが中心
  • 家族の分は種類ごとに分け、誰の物かのメモを添える
  • 溶かす業者の返却の条件と、まとまった金額の時の税金を確かめる
金歯買取.jp

金歯買取.jp 編集部

外した金歯・銀歯・入れ歯の金属を納得して手放すために、歯科用合金の種類と純度、値段の計算、歯がついたままの扱い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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